胃がんとは
胃がんは日本人にとってもっとも多く罹患する癌であり、とても身近な病気です。長年にわたり、悪性腫瘍による死者がもっとも多い癌でしたが、現在では肺がんに抜かれて2位になっています。それでも、まだまだ頻繁に起きるものとして認識しておかなくてはなりません。
50代から60代の男性に多いのですが、例外があります。それはスキルス性胃がんと呼ばれるもので、通常よりも悪性度の高いものです。このスキルス性は30代や40代の女性に多いことが特徴です。
症状としては、消化不良や不快感、膨満感、食欲低下、胸焼け、吐き気・嘔吐、体重減少などがあります。特徴的な兆候はなく、胃炎や胃潰瘍とも症状が似ているため、気付くのが遅くなりがちです。異変を感じたら早めに病院で受診しておくことが大切です。
基本的な治療法には手術や内視鏡的治療、放射線療法、抗がん剤があります。症状の進行度などを見ながら、これらの方法から有効なものを選びますが、ステージによって標準的な方法は決まっています。
初期症状の段階であれば治癒できることが多いのですが、発見が遅れて末期になってしまうと手遅れになります。そうなる前に発見するために、40歳以上になったら検診を受けるようにしておきましょう。
決して生存率が低いわけではありませんので、適切な治療を早くに行えば克服することはできます。落ち着いて病院を選び、実力のある専門医と完治を目指して頑張りましょう。
胃の構造と働き
胃はみぞおちの辺りに位置して、袋状の形をしています。食道につながった噴門部、中心となる部分である体部、十二指腸に食べ物を送り出す働きを持つ幽門部に分けられます。空腹時には小さくなっていますが、食事によって食べ物が流れ込むと膨らみ、1.5リットルから2リットルほどになります。
胃壁は粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5つに分類されます。この分類は、進行胃がんと早期胃がんを分ける際の浸潤の基準に関わってきます。
抗がん剤や放射線治療は、非小細胞がんに比べ、小細胞肺がんに効果的です。このほかにも、広く用いられている方法ではありませんが、食事療法や免疫療法もあります。
働きとしては食物の消化を思い浮かべる方が多いと思いますが、それに加えて一時的な貯蔵の役割も果たしています。この他に、胃酸によって殺菌も行っています。
胃酸や粘液の分泌、ぜんどう運動をバランスよく行うことが大切で、ぜんどう運動とは、食物と胃液を混ぜることによって、吸収しやすい状態を作り、十二指腸に運ぶ役割を果たしています。
このような役割を持っている胃を手術によって切除してしまうと、それまでと同じように食事を摂ることはできなくなります。部分摘出より、全摘出の方が機能障害は大きくなりますので、できるだけ切除範囲が少ないうちに発見することが、機能を温存するために大切です。
スキルス胃がんとは
胃壁にほとんど変化を起こさずに進行していくのがスキルス胃がんです。もっとも明確な特徴は悪性度の高さです。言い換えると、生存率がとても低い傾向にあるのです。
早期発見のために検診を受けていても、スキルス型の場合には胃壁の異常が少ないために進行するまでは発見されないことが多く、胃が硬くなっていきます。したがって、発見された段階で転移が進んでいることが多くなっています。
スキルス型は現在の医療水準では治すことが難しく、良好な予後を得られづらいのです。
常識では考えられない!?
胃がんを治すのにこんな方法があったなんて・・・